篠原有利の打ち合わせスタイル(準備編)
2018-06-08 12:09:45
若い友人たちに時々「こんな男性はモテる」という教えを求められる。
まったくの人選ミスだと思えるけど、【嫌われない方法】なら教えられそうなので伝えています。
その一つに、『良い店に連れて行くことが大切なのではない。良い店を見つける努力が大切なのだ』と。
初めてのデートで、とても雰囲気の良い、美味しく、清潔で、おしゃれな気持ちでいられる店に連れて行くのはもちろん大前提。
それは誰もがそうしたいと思う事でしょう。
では、出来ていますか?
お店選びは、そこに行くことも大切なのですが、
『あなたのセンス』を相手に知ってもらうことが何より大切なのです。
あなたは【良い店】のつもりでも、
相手が【良い店】と思わなければ、
あなたとこれ以上会うのは無駄と思われても仕方ありません。
あなたは、相手の好みを分析して、それを上回るお店を探す必要があるのです。
そんなの面倒くさいと思っていらっしゃるあなた。
現状はいかがですか?
もちろん、庶民的な店が悪いわけではありません。
僕は妻との初デートは牛丼屋でしたから(笑)
【センス】の共有。
それが大切です。
そして、もうひとつ。
あなたが一生懸命に店を探して選ぶという行為が大切なのです。
この情報社会、
調べるだけという、情報は簡単に得られます。
それを吟味して、選択する【エクスペリエンス】が何よりも心に伝えることなのです。
これは、ビジネスの世界においてもとても重要なこと。
特に僕らのような職種は『打ち合わせ』が仕事の60%(クリエイティブ職の殆どはもっとかもしれません)なので、その時間はどれだけの提案ができるかは重要事項です。
なので、お店選びから、そこの珈琲の味、椅子の心地よさから、BGMの音量にまで気を配る必要があります。(音量が大きすぎて怒鳴り合いのような打ち合わせになったこともあります。時にはいいのでしょうが(笑))
どれがいいという問題ではなく、
どれだけ相手に寄り添い、相手の事を考えられるのか?
そこを大切にしたいものです。